運用会社、アセットマネジメントへの転職を考えてる方にやっておくべきことや流れについて解説したいと思います。
この記事の対象としては、アセマネ以外の金融業種からの転職者を想定しています。
非アセマネ金融→国内系アセマネ→外資系のアセマネへ転職した経験をもとに最短の準備期間で転職成功できる道筋を記載します。
転職までのTo Do リスト
結論として以下の手順に沿って準備していくといいと思います。
⒈ビズリーチへの登録。
まずビズリーチへの登録をします。
ビズリーチがおすすめな理由
一番募集案件のカバー率が高いと思われるから、です。単一のエージェント会社が持っている案件は限られています。それがビズリーチだと多くのエージェント会社が募集案件を掲載しているので、それだけ多くの募集案件に目を触れることができます。
2.ビズリーチ内のエージェントとやりとり開始。
検索条件の入れ方としてはアセットマネジメントでフィルターをかけます。
そのうち気になった募集案件の詳細を確認します。会社名は非公開になっていることが多いですが、英語で記載されている場合は外資系です。
そこに応募資格が乗っているので、今の自分の実力で応募できるかを確認します。
多少盛ることはできますが、ここであまりにも乖離している場合エージェントに応募したい旨を伝えても募集企業ではなくエージェントからお断りされたり、書類で落とされたりがほとんでです。
応募ボタンを押すと、エージェントから返信メッセージが届きます。
3.履歴書、職務経歴書、CV(※)を用意する。
エージェントから履歴書、職務経歴書、CV(※)が求められるので募集案件を探すのと並行して用意しておきます。※英文レジュメ、英語バージョンの職務経歴書です。
4.エージェント経由で募集企業に書類提出
3で準備した書類を提出します。書類通過する場合は3日以内には面接の打診がきます。
3日以上待たされる場合は経験上、書類で落ちてます。
5.書類通過したら面接までに想定問答を用意しておく
無事書類通過したら次は面接の準備です。
相当アドリブが得意という方以外は必ず、想定質問を作った方がいいです。私は緊張しやすいので面接直前でも確認できるようにスマホのメモ帳アプリで作成しました。
想定質問の例を聞かれる確率の高い順に記載しておきます。
これまでの経歴について(自己紹介)
これは面接冒頭にほぼ100%聞かれます。職務経歴書の内容を踏まえつつわかりやすく簡単に説明できるようにしておきましょう。面接官が職務経歴上気になることはあとから質問されるので冗長に細々と説明する必要はありません。
転職を考えている理由/応募理由
これも100%ですが、なかなか難しい質問ですよね。本音で年収を上げたいとか、現職の人間関係が・・・っていうと相当スキルと需要が高い場合を覗いてネガティブに受け取られかねません。
私の場合は過去のスキルから貢献できる内容とこの会社だからこそスキルアップできるであろうポイントを併せて回答しました。現職だと今以上のスキルアップが難しいなど(現職の愚痴にならないように気をつけて)
現職が金融他業種の場合
なぜアセマネに転職したいのか、も聞かれるのでこれも説明できるようにしておきましょう。業界の将来性や課題について認識し、その中でもこの会社でこのように貢献していきたいと考えているというロジックで説明できるといいと思います。
現職もアセマネの場合
前職もアセマネの場合、なぜ現職のままだとダメなのか、この会社に来たいのかを説明できないといけません。その会社のプロダクトの特徴を抑え、会社の将来性や課題について考えがあることをアピールし、その上で自分がよりこの会社の方が成長できる、貢献できる点を説明できるようにしましょう。
現職が1社目でない場合
過去転職経験がある方は必ず退職理由を聞かれるので説明できるようにしておきましょう。
最後に質問はありますか
これも100%聞かれるので2つ以上は用意しておいたほうがいいです。
おすすめはこの会社に自分が本当に入社して働く始める上で業務上気になることがいいと思います。本当に入社したいという本気度が伝わるためです。あとは評価制度について確認するようにしていました。また自分の率直な印象を聞くというのもいいと思います。(万が一落ちてしまったとしても真摯にフィードバックをくれる方がほとんどなので次に活きます。)
これまでの仕事で何を実現してきたのか
実績についてもよく聞かれます。
成功例、失敗例、一番大変だったこと、についてが多いですね。自分の長所も交え、失敗事例や大変だった時にどう対処していたか、そこから何を学んだかを説明できるといいですね。
ほんの少し盛るくらいならセーフですが、明らかに他人の実績を自分のことのように話すのはNGです。(特に現職がアセマネの場合、本当に狭い業界なので普通にバレます、しかも外資だとリファレンスチェックで実際にどういう人か電話確認を行っている会社も多いです。)
どんな経験を活かすことができるか
これまでの経験で培ったスキルなどでこのように貢献できると思います。というように説明できると強いと思います。具体的な数値のある実績があるとベストですね。
周りからどのような人間だと言われますか
これもよく聞かれます。おそらくここまでの説明と矛盾しない人間かどうかを確認したいのかと思います。
自己啓発・資格取得・語学など
自己啓発として資格取得や語学の習得について聞かれることもあります。
CMAやTOEICなどアピールできるものがあれば伝えておきましょう。現状持っていなくても現在勉強中ということにしておきましょう笑
注意点としてはあとでエビデンスを求められることがあるので持ってない資格を保持しているような嘘は言わないようにしましょう。
ちなみに英語力については外資の場合、ポジションにもよりますが英語面接もあるので盛ってもあまり意味がないです。
マネジメント経験
これは募集ポジションによりますが、マネジメント経験があった方が基本的には有利です。
面接通過まで
面接は3日から多くて5日に分けて行うところが多いです。
序盤は基本的に募集している部署の社員、部長などが面接することが多いです。
2次以降で、人事、関係部署、最終で役員という会社が多いと思います。
最終までは想定問答をブラッシュアップしていき、面接相手の役職はエージェントに事前に聞かされるのでそれに合わせた説明ができるようにしましょう。例えば人事や役員クラスの方に業務の細部について熱く語っても伝わりにくいなんてこともあるでしょう。
内定
最終面接を通過し、無事内定となったらオファーレターがもらえるのであとはよく考えてサインしましょう。即日でなくとも良いですが、時間を掛けすぎるのも心証が悪くなるでしょう。