運用会社について

【新卒】運用会社の就活対策【アセットマネジメント】

 

新卒で運用会社に就職したいけど、情報が少なくどういった対策を立てればよいか分からない、そんな疑問をこの記事で解消したいと思います。

本記事の内容

対象:これから就活で運用会社へのエントリーを考えている高学歴の方

私自身は新卒でアセマネ入社ではないですが、複数社渡り歩いておりどういった方が新卒入社されてきたかは見てきました。そういった経験をもとにできる対策を解説していきます。

対策は大きく4つです。

  1. 正確に現状を認識する
  2. 面接までの期間別対策(2年以上) 何かに打ち込む、難関資格に挑戦、英語
  3. 面接までの期間別対策(半年以上2年未満) アウトプットにこだわる、インターンへの参加
  4. 面接までの期間別対策(半年未満) 業界研究、面接対策

1つずつ解説していきます。

対策①:正確に現状を認識する

まず運用会社内定が自分にとってどの程度の難易度なのか出来る限り正確に把握することが重要になります。なぜなら把握しなければ対策を始めるのが遅くなったり、そもそも受かる可能性が極めて低いのに貴重な時間を無駄に割いてしまうということになりかねません。

狭き門であることを認識する。

募集する企業にも寄りますが基本的に採用人数は少ないところがほとんどです。

また、採用実績の大学を見て在籍している大学があることを確認しておきましょう。現在は完全に世間一般でいう高学歴がボリューム層になっているのでそこから外れていると一気に内定の確率は下がります。ですので残酷ですが大学の偏差値的に厳しそうな場合は志望度が高い場合を除き他の志望に集中した方が良いと思います。アセマネ応募への投下時間が無駄になってしまう可能性が高いからです。

当たり前ですが、極稀にいる偏差値の差を埋めるようなスペックや経験を持っている方は別です。

対策②:面接までの期間別対策(2年以上) 何かに打ち込む、難関資格に挑戦、英語

つぎに面接開始までの残ってる時間別にできる対策についてです。

まず、まだ2年以上ある場合についてですが、面接が始まるまでに何かアウトプットを残すことを目指しましょう。

具体的には既に打ち込んでいることがあればその中で結果を残すことを目指す。まだ打ち込んでいることが無ければ、何か一つで良いので結果が出るまで取り組んでみましょう。要は大学生活でこれを頑張って結果も出したと胸を張れるものがあるか無いかが業界問わず一つの試金石になります。

取り組む具体例は以下に列挙しておきます。

部活、サークル、研究、ゼミ、アルバイト、プログラミング、英語、留学、資格、ブログなど

上記で特にこれといってやりたいことがない場合のおすすめは難関資格の取得か英語です。

難関資格の取得

アセマネの特性上、根気強く学び続けられる資質が重要なので難関資格の取得はかなりアピールになります。オススメは公認会計士で短答式だけでも通過というアウトプットは他の業界含めて強力な武器になります。その他ですと証券アナリストがオススメです。運用会社に直結の内容なので、こちらも一次通過だけでもかなり本気度の高さをアピール出来るかと思います。

注意点としてその他のそれほど難易度の高くない資格はほとんどアピールにならないので避けた方が無難です。

英語 に関して

英語力は運用業界においても業務上、重要ですのでなるべく長期での海外経験やTOEIC高得点があると強力な武器になります。

TOEIC高得点者は母数もそれなりにいるのでこれ一つで差別化というのは難しいですが英語力のベースは出来ているという証になるので決して無駄ではありません。日系の会社ですと昇進の要件の一つになっていたりします。

対策③:面接までの期間別対策(半年以上2年未満) アウトプットにこだわる、インターンへの参加

対策3つ目としては面接開始まで2年を切っている大学3年、修士1年の方向けです。

現在取り組んでいることで何とか結果を出せるように注力しましょう。大会やコンテストでの入賞、プログラミングでしたらサービスのリリース、サイト運営でしたらPV数等、枠にとらわれず、何か数字や形として残すことを目指しましょう。

何かアウトプットがあると、バイトやサークルでの調整役をこなしたみたいな曖昧なアピールに終始している大量生産型の人にはまず負けないと思います。万が一結果を残せなかったとしても目標設定を行いそれに向けて試行錯誤しながらアプローチした経験は面接で必ず活きてきます。

残念ながらこれといったものがない!という方は、対策②で紹介した資格取得や英語に急いで挑戦してみるのもいいでしょう。

インターンへの参加は大きくプラスになる

内定者のうち全員ではないですがインターン参加した方というのはほぼ確実にいます。

ということは、インターンへの参加でそれなりに現職の方にプラスの印象を持たれればそれがそのままリードした形で本採用につながることになります。インターン参加したうえでの本採用への応募は働きたいという本気度としても説得力が増します。

ですのでインターン自体も狭き門ではありますが、必ず応募はするようにしましょう。

対策④:面接までの期間別対策(半年未満) 業界研究、面接対策

最後は面接シーズンまで半年を切った方向けです。

メインとしては面接対策でそのための業界研究も行います。

業界研究はそこまで細かい専門知識はこの段階では不要ですが、資産運用業界のビジネスモデルとこれまでの変遷や将来性について自分の口でざっくり説明できるくらいになっておきましょう。特に将来性に関しては、自分の意見を持ち、その見立ての上でどういった人が必要になると思うか説明できるようにしましょう。またそういう人に自身がなれる理由も根拠を加えて話せるといいと思います。

また企業についてはその会社HPをチェックするのは当然として、OB訪問できるとどういった特徴の会社か具体的に知ることができ、長所と短所について把握しておくことが重要です。

OB訪問や企業説明会以外の情報収集の方法としては、プロダクトの他者比較に使えるサイトとしてはモーニングスター社HP、実際に働く人の口コミを知ることのできるOPENWORKも参考程度に見るといいでしょう。

あとはこれまた参考程度に留めてほしいのですが、Twitterでもアセットマネジメント、アセマネ、運用会社などのキーワード検索すると現役で働いているアカウントがあるので過去のツイートを見ながら参考にしながらフォローしておくのもいいでしょう。質問も丁寧にすれば答えてくれるかと思います。もちろん私宛でも可能な範囲でお答えします。

 

直近で最近私自身が気になった資産運用業界についてのレポートも以下にリンクを張っておきます。

投信調査コラム(MUKAM)

資産運用業界の展望(PwC)

 

就活対策については以上になります。

是非悔いの残らないよう頑張ってください!